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【倉庫管理リノベーション】物流倉庫改善の事例2(出荷時のコスト低減①)

2023/03/14(初回公開日:2023/03/14)

はじめに

こんにちは。ロジきむです。

本記事は、物流倉庫業務の改善事例を紹介するシリーズの第2弾として、出荷業務の改善事例を紹介します。
今回は、出荷業務にかかるコストを低減するための改善方法を2回に渡って取り上げます。
実際にシステムズで導入した内容をもとに紹介していくので、物流倉庫業務の改善方法でお悩みの方はぜひ、参考にしてみてください。

過去の記事はこちら
【倉庫管理リノベーション】物流倉庫改善の事例1(入荷)

改善事例① サイズ別タリフの推進

コスト低減のための改善方法として、今回はサイズ別タリフ(運賃表)の推進について紹介します。

導入の背景

改善を行った倉庫では、元々BtoB取引が主流であったため、
規模が大きい注文が多く、必然的に梱包も大きいサイズが使用されることがほとんどでした。
そのため、梱包のサイズ問わず送料を一律とする契約を配送業者と交わすことで送料コストの低減に努めていました。

しかし、取扱商品の充実化やサービスの拡張等に伴い、昨今ではBtoCの小規模な注文も頻繁に受けるようになり、
小さいサイズの梱包を使用した発送の割合が増加してきたため、
現行の契約よりもサイズ別タリフへ契約を切り替えた方が送料コストが低減される試算となりました。



導入にあたっての課題と対策

ここで大きな課題となったのは、「出荷するすべての個口の梱包サイズを測定する」という作業が追加となることでした。
しかしながら、当該倉庫の出荷個口数は日によっては数千に及ぶこともあり、人力での測定には限度がありました。
そこで、「採寸機」と呼ばれる梱包サイズを測定する機器を導入し、梱包サイズの測定を自動化することでこの課題を解決できました。



改善効果

ここで改善前後の送料コストを比較してみましょう。
下表はとある日の総出荷個口から改善前後の送料を算出した表となります。



日によって多少のバラつきはありますが、平均すると1日あたり約¥30,000の送料が低減可能となる結果となりました。

当該倉庫は1年365日出荷を行っているため、年間を通じて低減可能となる送料は¥30,000×365日=¥10,950,000となり、
仮に採寸機導入費用として¥10,000,000を費やしたとしても、約一年で回収が可能となる計算になりました。

おわりに

本記事で紹介したのは業務改善の一例であり、重要なことはお客様個別に最適な改善案を検討し、ご提案することです。

長きにわたり物流業務に携わってきた経験を元に、お客様の現場へ伺い、今直面されている運用課題に対する解決策をご提案いたします。
現状の課題について改善をご検討される際は、一度お問い合わせください。

⇒過去の改善提案事例の紹介記事はこちら

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