【参加レポート】物流って奥深い!「運輸安全・物流DX EXPO 2025」に初参加してきました

はじめに
こんにちは。
私は主に社内IT系の仕事を担当しているのですが、実は物流現場にはこれまでほとんど関わったことがありません。そんな中、今年5月28日(水)~30日(金)に東京ビッグサイトで開催された「運輸安全・物流DX EXPO 2025」に、会社の出展メンバーとして参加することになりました。入社20年目ですが、新しい分野の展示会に立ち会うのは久しぶりのドキドキ体験です。
実際に展示会に参加してみて
今回の展示会は「事故防止」「健康管理」「業務効率化」など、運輸・物流業界が抱えるさまざまな課題を解決する最新のDX(デジタルトランスフォーメーション)・AIソリューションが集結。業界関係者やITベンダーなど、予想以上の来場者数に圧倒されました。
当社システムズは「運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)」パビリオン内で、WMS(倉庫管理システム)やWCS/WESなどを含めた“物流倉庫DXソリューション”を展示。その中心にあるのが「倉庫管理リノベーション」サービスです。
正直なところ、「倉庫管理って、具体的にどんな課題があるんだろう?」という知識レベルの自分でしたが、ご来場いただいたお客様と直接お話しする中で、
・人手不足
・急な需要変動
・現場作業の非効率
・感染症対策 など
本当にさまざまな悩みや現場のリアルな声があることを実感。一つひとつの相談に当社スタッフが真剣に向き合う様子を見て、「現場の課題に寄り添い、システムで支える仕事の価値」を肌で感じました。
また、会場内のセミナーでは、当社のプロジェクトマネージャー新里が「レガシーシステムからの脱却とAWSクラウドの活用 ~ロジコム様の事例~」というテーマで登壇。私にとってクラウド活用やシステム刷新の話はなじみがありますが、物流の現場でもこうしたITの進化がしっかり活きている様子に、とても心強さを感じました。セミナー後、多くの方がブースを訪れ、「自社の悩みも相談してみたい」という反応があったのも印象的でした。
物流業界ならではのIT課題
普段からITに携わる立場として、今回多くのご相談を受ける中で、物流業界ならではのIT課題が数多く存在することを改めて認識しました。
例えば――
・古い基幹システム(レガシーシステム)の老朽化やブラックボックス化により、現場要望への柔軟な対応が難しいこと
・倉庫管理や輸配送管理などシステム同士のデータ連携が進まず、業務全体の最適化に壁があること
・蓄積した現場データを十分に分析・可視化しきれていないこと
・IT人材・DX人材の不足により、最新技術活用や現場への定着が進まないこと
・セキュリティ対策やクラウド対応に課題が残ること
業界全体でこうした課題を乗り越えていくことが、物流現場の効率化や安全性向上、さらには新しい付加価値の提供につながると強く感じました。
おわりに
今回のイベントは、他にもワイヤレス技術やDX関連の展示が盛り沢山。IT畑ばかりの自分にとっても、物流=現場の知恵とITの融合がどれだけ可能性を広げているかを肌で感じた3日間でした。
社会インフラを支える物流の現場で、システムズとして貢献できるフィールドがいろいろあることに改めて気付かされ、20年目にして新鮮な刺激とやりがいを感じています。
ご来場、ご相談いただいた皆さま、そして現場で汗を流したスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした!これからも社内外問わず、現場目線も大切にしていきたいと思います。