【re:Invent2024参加レポート】re:Inventの魅力はセッションだけじゃない!現地で開催される様々なイベントを体験しよう!
はじめに
システムズ 水戸オフィスの髙久です。
2024年12月2日から12月5日にかけて、ラスベガスで開催されるAWSのイベント「re:Invent」に参加しました。re:Inventはラスベガスの6つのホテルを会場として行われ、世界中のAWSユーザーが集まる非常に大規模なものです。
re:Invent内ではサービスのアップデートが発表される基調講演(Keynote)をはじめ、多数のセッションが開催されます。ひとくくりにセッションといっても様々な形式があり、登壇者の説明を聴くだけのシンプルな形式のものや、ノートPCを持参して実際にAWSを操作しながら進行するもの、スピーカーと参加者がディスカッションしながら進めるものなどさまざまな形式があります。
re:Inventは学習型カンファレンスなので、もちろん基調講演やセッションがメインコンテンツではありますが、re:Inventで体験できることはそれだけではありません!現地に行った人だけが体験できるさまざまなイベントがあるので、今回はそれを紹介します。
Monday Night Live
re:Invent期間中、毎日のように基調講演があるのですが、月曜日は基調講演の前座としてバンドライブが開催されます。曲はカバー曲が中心で、「Karma Chameleon」などどこかで聞いたことがある曲が演奏されていました。
▲ライブの様子です。ボーカルの人はとても良く動きます。
会場ではアルコール類の飲み物が提供され、ライブと合わせて待ち時間も楽しめます。月曜日以外でも基調講演の開始前は弦楽器の生演奏を聴くことができます。
Expo
re:Inventのメイン会場である「Venetian」には、多数のAWSパートナー企業がブースを出展し、自社のAWS活用事例を紹介しているエリアがあります。それがExpoです。今年は420社以上もの企業が集結したそうです。このExpoはre:Invent開催期間中であればいつでも訪れることができます。
▲Expo会場内の様子です。広い会場に多数の参加者が集まっています(※一部画像を加工しています)
会場の一角では「DeepRacerリーグ」が行われていました。AWSには 「DeepRacer」という、ラジコンカーの自動運転を行う機械学習モデルを作成することを通して、楽しく機械学習を学べるサービスがあるのですが、これを使っていかに速く、そしてコースを外れることなく走り切れるかを競うのがこのDeepRacerリーグです。
成績上位者には賞金が贈られるとても豪華なイベントですが、re:Inventでこのリーグを開催するのは今年で最後になってしまうそうです。私は初めて触ったAWSのサービスがDeepRacerだったので記念にじっくり見たかったのですが、予定が噛み合わず少しだけしか見ることができませんでした。
それでも、世界中から集まったレーサー達の白熱した戦いは面白かったです。
▲私が見たのは、リーグのワイルドカード枠をかけた勝負でした。決勝戦も見たかったです。
ちなみに、各企業のブースに訪れると、ブースによってはSWAGを受け取ることができる場合があります。ステッカーや帽子、さらにはフィギュアのようなものまで各企業様々なSWAGを配っています。日本語で対応してくれるブースもいくつかありました。
re:Play
re:Invent最終日前日の夜に行われるパーティです。セッションの会場とは別の場所にある屋外の特設会場で開催されます。何種類かの軽食と飲み物が振る舞われ、頑張ってさまざまなセッションをやり遂げた参加者を労うイベントとなっています。
この特設会場にはさまざまなレクリエーションコーナーがありました。例えば、ライブ会場やラジコンカーのレース会場、画像生成AIの出力からプロンプトを予測するゲームコーナーなど、見て回っているだけでも面白いものが並んでいました。
▲re:Playの会場の様子です。半円筒状の建屋が5つほど設置されていて、それぞれでテーマが異なるコンテンツが提供されています。
個人的に印象に残ったのが、卓上アナログゲームであるコネクトフォーの超巨大サイズ版があったことです。コネクトフォー自体は某携帯ゲーム機のゲームで初めて知ったのですが、それとは桁違いに大きいものでした。
▲遠巻きに撮影したので少し分かりづらいですが、奥にいるボールを抱えた人を見ていただければ、大きさがイメージできると思います。
通常のコネクトフォーであれば、コインのような形・サイズのものを使いますが、こちらはバランスボールほどの大きさの球体を使います。これを下から上に投げ込まなければいけないようで、狙った位置に入れるのはとても大変そうでした。それでも時折歓声があがったり、順番待ちの長蛇の列ができていたりと人気でした。
さいごに
今回紹介したもの以外にも、大掛かりなものからちょっとしたものまで、いろいろなものがありました。例えば、ラスベガスの道路を走る5kmマラソンが開催されていたり、セッションの合間に気軽に体を動かせるSports Forumというエリアが設置されていたり、AWSのグッズが買える公式販売店があったり、センサーで人を検知して、ディスプレイに粘土のようなイラストをリアルタイムで描画するものが置かれていたり、などです。
このように、re:Inventではセッション以外のところにも、参加者を楽しませるための仕掛けをたくさん施しています。次回のre:Inventに参加することを検討している方は、是非セッション以外にも目を向けてみてください。