【AWS re:Invent 2023】re:Inventを100%楽しみたいなら、英語を話せるようにしておこう!
アメリカのラスベガスで開催されるAWSのイベント「re:Invent」に参加しました。無謀にも英語はほぼできない状態のまま参加しましたが、英語ができなくても雰囲気を楽しむことはできますが、苦労することも多かったです。
2023年11月27日から12月1日にかけて開催されるAWSのイベント「re:Invent」に参加してきました。
このイベントはアメリカのラスベガスで開催されます。
つまり、何をするにも英語でやり取りをしなければならない5日間を過ごすことになるわけです。
そんなre:Inventに、私は無謀にも英語はほぼできない状態のまま参加してきました。
結論から先に言ってしまうと、英語ができなくても雰囲気を楽しむことはできますが、苦労することも多かったです。
ラスベガス到着から受付まで
現地には開催前日の11月26日夕方に到着しました。
re:Inventに参加するためには、事前登録した情報を元に現地でも手続きを行い、入場証を貰う必要があります。
↑何をするにもこれが必要になるので、参加中は常に首から提げておきます。
この手続きは前日でも行えるので、到着したその日にメインの会場となるVenetianの受付に行きました。
迷宮のような建物内で彷徨った末に、どうにか会場にたどり着くことができました。
↑とにかく広いです。一番奥に受付カウンターがずらっと並んでいます。
待ち行列ができるほどではありませんが、すでに多くの人が来ていました。
受付のスタッフさんに、パスポートと事前登録したことを証明するQRコードを見せて入場証を貰います。
受付は多くの参加者が同時に手続きを行えるようになっています。
空港のチェックインカウンターをイメージすると良いかもしれません。
スタッフさんが空いたところにどんどん人を割り当てていくため、同行者がいたとしても受付の時は離れ離れになる可能性が高いです。その場合、手続きを一人で行うことになるため、英語ができないとまずここで苦労します。
私は辛うじて聞き取れた単語を元に、何とか無事に手続きを終えることができました。
受付を済ませた後は、SWAGを貰いに行きます。
こちらも受付と同じような形式になっているので、同行者とは離れた場所に割り当てられる可能性が高いです。
SWAGにパーカーなどの服が用意されている場合、どの服のサイズを希望するか聞かれます。そのため、英語ができないとここでも苦労します。
私は服のサイズはどれがいいかを聞かれていることが分からず、何度かスタッフさんに言い直してもらってようやく理解できました。
ちなみにこの時、「どの言語ならコミュニケーションが取れるか」「自分をどのような代名詞(ジェンダーニュートラルな代名詞 or ジェンダー代名詞)で呼んでほしいか」などの意思表示ができるバッジが貰えたそうですが、自分からバッジが欲しいと言わないと貰えないようです。もちろん私は貰いそびれました。
セッションについて
私が参加したのはBreakout Sessionのみです。
セッションが行われる部屋の入り口の待ち行列に並びます。
スタッフさんがスマホを使って入場証をスキャンするので、スキャンしてもらってから入室します。
肝心の内容についてですが、やはり英語が分からないと内容はほぼ理解できません。
セッションのトピックについて、基本的な内容を説明できるほどの英語力は必要かもしれません。
Content Hubについて
セッションを中継で聴くことができるスペースです。Encore以外の全ての会場にあります。
「聴きたかったけど予約ができなかった…」というセッションがある場合は、
ここで聴くことができるかもしれません。
↑VenetianのContent Hubの様子です。中央にはデスクトップPCがあります。
とても広い部屋の中に複数のスクリーンが設置されていて、それぞれセッションの中継が映し出されています。
写真には写っていませんが、何時にどのモニターでどんなセッションを中継するのかのスケジュール表が掲示されているので、お目当てのセッションが無いか探してみると良いです。
各モニター付近にスタッフさんがいるので、セッションに参加する時と同様に入場証をスキャンしてもらってから席に着きます。
各席に1つずつヘッドホンが用意されているので、隣のセッションの音声などは気にせず目の前のセッションに集中することができます。
Keynoteについて
予約が必要だった年もあったようですが、今回は予約不要でした。
やはり基調講演というだけあって多くの人が聴きに来ます。会場に入りきらなかった場合はContent Hubや別室に案内され、中継で聴くことになります。
早めに待ち行列に並んで会場入りした場合でも、飲み物(おそらくアルコール入り)をもらえたり、開始時間まで海外のバンドがライブを披露してくれたりするので、退屈にならずに待つことができます。
↑Keynote開始前のライブの様子です。
肝心のKeynoteの内容についてですが、スクリーンに映し出されている図や文字から「何について言っているか何となくわかる」程度で、リアルタイムでは細かい内容がほとんど分かりませんでした。
Keynoteには同時通訳サービスもあるので、「英語に自信は無いけどKeynoteだけでも現地の会場で聴きたい!」という方は利用することを強く推奨します。
認定者ラウンジについて
Venetianには、AWSの資格を持つ人だけが入れる特別な部屋があります。
ここに入るには、認定者ラウンジに入るための受付を済ませる必要があります。
入場証を貰える受付の横か、認定者ラウンジの入口で手続きを済ませることができます。
どうやって入れば良いのかが分からず、かと言ってスタッフさんに英語で質問できる気がせず、それでもどうしても入りたかったので、英語が話せる同行者に通訳をお願いしました。
また、AWSの資格を持っていることを証明するために、re:InventのアカウントとAWS認定のアカウントを紐づけておいて、更にデジタルバッジを有効にして、Credlyというアプリをインストールしておきました。
手続きは、入場証をスキャンしてCredlyのデジタルバッジが表示されている画面を見せるだけで済みました。
受付が完了すると、入場証にシールを貼ってもらえます。
↑認定者ラウンジの様子です。軽食が出るので、一休みするには良さそうな場所です。
認定者だけが貰えるSWAGはここにあります。人気のものは無くなってしまうので、SWAG狙いの人は早めに行くことをおすすめします。
期間中の食事について
re:Inventでは、朝と昼に食事ができる会場が解放されます。
朝は7時から9時まで、昼は11時から13時30分までです。
Encore以外の全ての会場で食事を摂ることができます。
↑Venetianの朝の食事場所の様子です。
ここもとにかく広いので、「席が空いてない…」ということにはなりませんでした。
食事は自分で食べたいものを皿に盛っていく形式です。
料理は日替わりなので飽きることはありません。
なお、ここで料金は取られません。おそらくレジストレーション代に含まれていると思うので、積極的に利用しましょう。
↑はVenetianの朝食です。
↑はMandalay bayで食べた昼食です。
盛り付けを完全に間違えました。本来はタコスのように盛り付けるようです。
re:Inventでは座布団のようなステーキにメガ盛りポテト…というような食事は出ないので、安心して楽しむことができると思います。
なお、夕食だけは自分で何とかする必要がありますが、会場周辺やホテル内に飲食店も多いので困ることは無いと思います。もちろん英語で料理の注文ができれば、の話ですが…
最後に
今回、英語がほとんどできない状態での参加だったため、残念ながら現地ではほとんどコミュニケーションができませんでした。
そのため、100%楽しめたとは言えず、少し悔いが残るre:Inventとなりました。
とはいえ、日本では絶対に味わえない雰囲気を楽しむことはできました。
これはなかなか写真や動画では伝わりづらいのではないかと思います。
とてもいい刺激になるので、是非とも参加してみてください。
私も英語を勉強して、また参加したいと思います。