【AWS re:Invent 2023】[セッションレポート]Content Hubを利用してダウンタイムゼロでマイグレーションを成功させた方法について学びました
各会場にはContent Hubという場所が設けられており、隙間時間に活用しました。
セッション名
IDE111 | Migration with zero downtime: Toyota Drivelink Safety Connect Platform[SIMULCAST]
概要
This session explores how Toyota migrated its core infrastructure and services to AWS using AWS Transit Gateway, AWS Direct Connect, and other services. Hear how the migration was completed with zero downtime and no impact to Toyota and Lexus customers. Finally, learn how the Drivelink solution was architected and built with availability and resiliency at the forefront of every decision to support the priority objective of providing an always-available platform, especially with safety emergency services for millions of customers.
(日本語訳)
本セッションでは、トヨタ自動車がAWS Transit Gateway、AWS Direct Connect、その他のサービスを利用して、どのようにコアインフラとサービスをAWSに移行したかを紹介します。トヨタとレクサスの顧客に影響を与えることなく、ゼロダウンタイムで移行を完了した方法を紹介します。最後に、Drivelinkソリューションがどのように設計され、可用性と回復力をすべての意思決定の最前線に置いて構築されたかを学び、特に何百万人もの顧客のための安全な緊急サービスで、常に利用可能なプラットフォームを提供するという優先目標をサポートします。
レポート
Content Hubとは
各会場にはContent Hubという場所が設けられており、隙間時間に活用しました。
対象にはセッション名に[SIMULCAST]や[OVERFLOW]と記載があります。
セッションの様子が中継されているので、ヘッドホンを付けて見ることができます。
自分が見たいセッションの色シアターに並び、スタッフにIDをスキャンして貰ってから座席を確保します。
セッション内容
こちらのセッションではトヨタ自動車がダウンタイムゼロでマイグレーションを成功させた秘訣である「マイグレーションの原則」についてをお話しされていました。
その中でも2つ目の”Low-risk, boring develoyments. no Superheroes.”という言葉が印象的です。
日本語に訳すと「低リスク、退屈で面白くない開発。スーパーヒーローは不要。」という感じでしょうか。
エンジニアとしては肝に銘じておきたい言葉です。
日本企業ということもあり、日本語をそのまま英語で使っている箇所が随所に見られました。
Nemawashi(根回し)、Kaizen(改善)、Genba(現場)等。
根回しは日本語のニュアンスとは少し異なっている気もしましたが、個人的には日本語がそのまま使われていることに嬉しくなりました。
最後に紹介されていた”Having no problems is the biggest problem of all. (問題がないことが最大の問題)”という大野 耐一さんの言葉は、どの仕事をしていく上でも大切な考え方だと感じました。
まとめ
Content Hubではパソコン作業をしながら集中してセッションを聞くことができ、
また飲み物や軽食も提供されていたので休憩しつつセッションを聞くことも可能です。
会場が一杯で入れなかったときや、会場への移動が間に合わないとき、空き時間に便利です。
移動時間を気にする必要もないので、次回参加する機会があれば積極的に活用しようと思いました。