【AWS Summit Tokyo 2023参加レポート】Deep Racer
こんにちは。片岡です。
今回は先日開催されたAWS Summit 2023のDeep Racerリーグに参加させて頂いたので参加レポートを記載します。(2023/10/27補足追記)
1.Deep Racer
1.1.Deep Racerとは
簡単にDeep Racerについて、おさらいします。
(AWS公式抜粋)
AWS DeepRacer では強化学習 (RL) を楽しみながら学ぶことができます。RL は高度な機械学習 (ML) テクニックであり、他の機械学習とはまったく異なるアプローチでモデルトレーニングを行います。RL の強みは、ラベル付けされたトレーニングデータがなくても、非常に複雑な動作を学習できることにあります。長期的な目標に向けた最適化を行いつつ、短期的な決定を下すこともできます。AWS 上でハイパーパラメータや報酬関数を設定する事で簡単にモデルの作成が出来、仮想レースやAWS Summit等の実機レースで走行させることができます。1.2.Deep Racer 公式ハンズオン
AWSアカウント毎に10時間の無料枠がありますので、興味のある方はこちらから始めてみるのが良いかと思います。
https://catalog.us-east-1.prod.workshops.aws/workshops/03f7e662-e3b1-4c5b-8fbe-b6af0c00c7b2/ja-JP
2.AWS Summit Deep Racer リーグ
2.1.参加エントリー
本題です。
例年までは仮想レースのランキング上位がエントリー可能となるようでしたが、2023年はモデルさえ持ち込めば誰でも参加可能ということでした。
連日で当日分はおおよそ午前11時頃に受付へエントリーを済ませ、午後に会場で走行という形式でした。
受付開始の10分前に並びましたが、既に列が出来ていました。
出走時間はエントリー時に空いてる時間を選ぶことが出来たので、見たいセッションとの調整はできました。
弊社からは私を含めて2名で参加させて頂きました。
2.2.出走前
エントリー時に登録した出走時間の20分前に会場で受付しました。
待合席ではスタッフの方より出走までの流れやコンソールの操作方法等をレクチャー頂けます。
(私は実機での実走がはじめてでしたので、実機での走行はコンソール操作であることをここではじめて知りました・・・)
2.3.結果
レース中は実況の方が解説して頂けます。
(うまく走行できなかった時に良い感じに盛り上げて頂けたのでよかったです)
結果的に私は中々動き出すことが出来ずギリギリ完走できた・・・という結果でした。
相方は9秒台を記録することが出来ました。仮想上では8秒台だったので、仮想とのギャップがあったという印象です。
実機コンソールでは速度をコントロール(0%~100%)できるのですが、事前説明で速度を出しすぎないよう注意を受けていたため60%程度に制限していました。
相方は速度80%以上設定時に走り始めたようなので、モデルに低速時の学習をさせていなかったため動作しなかったのではと推測しています。
また、今回はSummit1日目に出走したのですが、2日目もエントリーして問題ないようでした。
2日目はGame Dayへの参加を予定していたので断念しました。
3.おわりに
AWS Summit 2023のDeep Racerリーグに参加レポートについて記載いたしました。
今回結果を残すことはできませんでしたが、次回も開催があれば実機確認した上でリベンジしたいと思います。
弊社では各月の公式仮想リーグにも参加しており、今年度よりエントリーしています。
具体的なハイパーパラメータや報酬関数の考察についても、今後ブログに掲載していきたいと思います。