【AWS re:Invent 2022】現地レポート1 11/28~11/29 キーノートまとめ
ソリューションアーキテクトの片岡です。
私自身は2022年のAWS re:Inventが初参加となりますが、今回、システムズからは4名が現地参加しています。
既に多くの新規サービスやアップデートが公開されておりますが、キーノート発表分についてまとめていきたいと思います。(順不同)
情報は随時アップデートします。
2022.11.30現在
コラムの推敲にあたり、AWS JAPAN 亀田様主催のre:capで復習した内容も参考にさせていただきました。ありがとうございます。
re:Invent 2022 re:Cap 2nd Night
https://awsbasics.connpass.com/event/265645/
1.EC2
★Elastic Network Adapter (ENA) Express for Amazon EC2
EC2間の帯域拡張とレイテンシーの短縮が可能
帯域幅を5GBから最大25GBまで拡張する。
P99.9で最大85%
現在はC6gn.16xlのみサポートで今後追加される予定とのことです。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2022/11/elastic-network-adapter-ena-express-amazon-ec2-instances/
★新規インスタンスタイプ
・C7gn(preview)
最新のGraviton3Eプロセッサが採用されている。
https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/c7g/
・hpc6id(US East (Ohio) /AWS GovCloud (US-West)リージョンのみ)
同上
https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/hpc6i/
・inf2(preview)
inf1より分散処理に特化
https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/inf2/
・HPC7g(coming soon)
・Trn1n(coming soon)
・M6in/M6i
https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/m6i/
・R6idn/ R6in
https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/r6i/
2.Lambda
★AWS Lambda SnapStart
コールドスタート終了後のスナップショットから起動することにより
コールドスタート時の処理時間を最大90%短縮する。
現在はAmazon Corretto(Java 11)でのJavaのみ対応。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/11/aws-lambda-snapstart-java-functions/
3.Amazon OpenSearch Serverless (Preview)
(旧: Elasticsearch)
OpenSearchのサーバーレス化
既存クラスタのスナップショットから移行できるようです。
https://aws.amazon.com/jp/opensearch-service/features/serverless/
★Amazon DataZone(preview)
データレイクに対してガバナンスとコンプライアンスのポリシーを維持しつつ
アクセス制御を行うサービス
comming soonとのこともあり口頭発表でした。
4.Amazon Security Lake (Preview)
セキュリティ関連のログをOCFS形式でデータレイクに一元管理することができるサービス
5.Amazon QuickSight Q
カラムの設定等をせずとも自然言語(英語のみ)で動的にダッシュボードの生成が可能になった。
6.Simspace Weaver
大規模な3Dシミュレーション空間を構築できるサービス。
複数のEC2インスタンスで分散処理させることができるため、大規模空間の処理が可能となっている。
https://aws.amazon.com/simspaceweaver/
7.Amazon Connect
★Contact Lens with agent performance management
エージェントを評価する機能を追加
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/amazon-connect-new-ml-powered-capabilities-for-forecasting-capacity-planning-scheduling-and-agent-empowerment/
★Amazon Connect Agent workspace(preview)
対応するエージェントに推奨事項を提案する機能を追加
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2022/11/amazon-connect-step-by-step-guides-agent-workspace-preview/
8.AWS Supply Chain(preview)
AWSが提供するサプライチェーン管理システム(SCM)
https://aws.amazon.com/aws-supply-chain/
9.AWS Clean Rooms(preview)
Clean Roomをマネージドサービス化したものがAWS Clean Rooms
Clean Roomとは?
Cookieベースで突合ができないため、個人情報ベースで突合が必要になるが
セキュリティ上問題になることがある。
その際にクライアントに出せるように個人情報を削除する処理のこと。
10.Amazon Omics(US East (N. Virginia), US West (Oregon), Asia Pacific (Singapore), Europe (Frankfurt), Europe (Ireland),Europe (London)リージョンのみ)
ゲノムデータの保存、EMRとの連携による解析をサポートする分析サービス
MLで薬の効能の予測することが可能。詳細は不明です。
11.Amazon Aurora zero-ETL integration with Amazon Redshift(preview)
Aurora Redshift連携で本来はGrue等を利用する必要がありましたが、直接統合できるようになったようです。
データレイク等の大規模データ回りのアップデートが多かったように思います。
11/30日以降のキーノートと各種の新サービス発表により、re:invent2022現地セッションが追加されています。これらに参加する予定ですので、追加情報がありましたら記事にしたいと思います。