「AWS Rising Star Services Partner of the Year -Japan」受賞の裏側

弊社では、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が、2022年3月16日にオンライン開催した AWS Partner Summit にて、「AWS Rising Star Services Partner of the Year -Japan」を受賞することができました。今回は、この受賞につながった裏側についてお伝えさせて頂きます。

はじめに

弊社では、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が、2022年3月16日にオンライン開催した AWS Partner Summit にて、「AWS Rising Star Services Partner of the Year -Japan」を受賞することができました。

今回は、この受賞につながった裏側についてお伝えさせて頂きます。

AWS Rising Star Services Partner of the Year -Japan受賞の経緯

ITの現場を重要視する弊社では、お客様の声を大事にしています。
(どこの会社も、そうだと思いますが・・・)

例えば、下記のような声がありました。
「クラウド環境へのリフト&シフトは、重要なテーマなんだよね。」

ここまでしたらよくあるお話ですが、さらにお伺いすると次のように続きます。
「しかし、うまくいってないんだよね。」

同じように、お客様のお話を深掘りしていくと、「まずは、クラウドへのリフトはできた。」「しかし、シフトできずに困ってる。」というお話や、「AWSパートナーは、インフラに強い会社が多い。」「しかし、アプリの修正など必要なケースもありインフラに強い会社だけでは、クラウドのメリットを活かしきれない。」など、多くの課題を抱えていることがわかってきました。

このようなお客様の声を総合的に考えると、『多くのプロジェクトでアプリケーションの修正がネックとなり、クラウドに完全に移行できずプロジェクトが止まったり頓挫したりしている。』ということが、クラウドに進もうとされているお客様の課題なのではという議論になりました。

さらに、「弊社の得意分野である、汎用機やオフコンからオープン系システムに移行させる変換ツールの技術や品質管理の仕組みを応用すれば、これらの課題に対応できるのでは?」「AWSビジネスをはじめるとなると、かなり後発組になるが、クラウド+マイグレーションというサービスなら十分価値を提供できるのでは?」など、社内で議論している中で、クラウド移行で困っている多くの企業に対して、クラウドのメリットを享受できるような支援をしていく方針が決まりました。

そして、いざマーケティング活動を始めてみると、お客様からの問い合わせだけでなく、AWSパートナーからの相談も多数いただきました。

改めて、リスクや難易度が高い、アプリケーションの修正やクラウドシフトへの領域を得意としている会社が非常に稀有であることや、このテーマでお困りのお客様が多数いるということを実感しました。

また、ビジネスを進める中でわかったことは、他のSIerも、クラウドシフトだけではなく、アプリケーションの修正とテストを盛り込んだ、クラウドリフトを実現させるための見積りを出していたことです。

しかし、マイグレーションなどの移行経験の無さや、ノウハウが無いために生じるリスクが見積金額に影響していました。さらに、見積が高額になることで、費用対効果が合わずに、困っているお客様が多いことも実感しました。

AWS Rising Star Services Partner of the Year -Japan受賞のメリット

汎用機からオープン系まで、多くのマイグレーション実績のある弊社には、約30年にも及ぶ経験とノウハウがあります。さらに、オフショアとの連携で変換やテストフェーズを安価に実現できるネットワークがあります。

だからこそ、これが強みとなり、他社が手を出したくても出せないような、難しい領域をカバーすることができ、多くのお客様の課題を解決したことで、今回の受賞につながったのだと思います。

また、AWSパートナーにチャレンジして良かったことは、社内でも短期間のうちにAWSやクラウドについて勉強会や研究会が立ち上がり、AWSという最新テクノロジーへの取り組みをきっかけに、若手エンジニア中心に活性化していく起爆剤となりました。

Rising Starの受賞も嬉しいことでしたが、社内の活性化はそれに負けず劣らずの価値あるものでした!

これからも、企業のクラウド活用はもちろんですが、多くの現場を応援する、そんなシステムズでありつづけようと思います。