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【解説】物流センターの種類

2023/07/19(初回公開日:2023/07/19)

はじめに

こんにちは。ロジきむです。

本記事は物流センターの種類について紹介する記事です。 物流センターの種類については過去の記事で一部触れていましたが、今回改めて紹介します。

物流センターの種類

まずは、物流センターの種類について紹介します。

DC(在庫型センター)

DCは「Distribution Center」の略称で、入荷した荷物を在庫として保管し、必要に応じて出荷を行う物流センターです。
例としては、メーカーの在庫を保管する倉庫のように、大量の商品を長期間保管する前提のため、急な注文があっても商品の出荷を行えます。

TC(通過型センター)

TCは「Transfer Center」の略称で、商品を保管しないで、入荷してから検品後にそのまま出荷を行う物流センターです。
例としては、コンビニチェーンの倉庫で、メーカーから持ち込まれた商品を各店舗行きのトラックに仕分けて配送する物流センターが挙げられます。

XD(クロスドック、クロスドッキング)

XDは「X(Cross) Docking」の略称で、商品の検品や開梱をせずに積み替えのみを行うシステムになります。
DC型でもクロスドックが行われる場合もあり、DC型とTC型が併用されるケースとなります。
トラックのドックから別のドックへ荷物が交差して運ばれる様子から、このような名称となりました。

PDC(流通加工・在庫型センター)

PDCは「Process Distribution Center」の略称で、DCの流通加工機能をさらに強化した物流センターです。
内部で商品の組み立てや加工などを行い、付加価値を高めるなど、準工場とも呼べる施設となっています。
生鮮食品を扱うことが多く、温度管理設備などを用いた高度な商品管理が求められます。

FC(フルフィルメントセンター)

FCは「Fulfillment Center」の略称で、企業や個人から商品の委託を受け、フルフィルメント業務(在庫管理、梱包、出荷、顧客管理など)を行う物流センターです。
商品の管理や出荷は物流センター側で行うため、委託元の企業や個人はそれらの業務が不要になります。
FCは様々な企業がサービスを展開しており、企業ごとにその特徴も異なっています。

ここまでの内容をまとめると下記のような分類になります。

商品のピッキングイメージ

DCやFCなどは倉庫内の各所に商品を保管しているため、出荷の際は保管場所から商品を持ち出す必要があります。
商品を保管場所から集める方法は、大きく分けると下記の3種類になります。

人が動くパターン

一つ目は人が直接商品を探しに行く方法です。
作業者がオーダーの数だけエリアを回って商品を集めて行きます。

出荷オリコンが動くパターン

二つは出荷オリコンを作業者の元に運んでいく方法です。
作業者は決まったエリアを担当し、順番に流れてきたオリコンに商品を投入して次のエリアへ流して行きます。

商品が動くパターン

三つ目は商品を格納したオリコンや棚そのものを作業者の元に運んで行く方法です。
作業者は決まった作業場所(ピッキングステーション)に留まり、ロボットが作業者のところへ商品を運び、作業者がピッキングを行います。
このような方法を定点ピッキングと呼びます。

これらは導入されているマテハン機器により複数のパターンを組み合わせて運用される事もあります。

マテハン機器やピッキングの種類については、過去の記事でも紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。

【解説】物流マテハン機器紹介②(補充・ピッキング・出荷検品)
【解説】物流倉庫業務④(ピッキング)

おわりに

本記事で紹介したのは物流センターの一例であり、扱う商品や導入しているマテハン機器などに応じて様々な形で運用されています。

システムズは、長きにわたり物流業務に携わってきた経験を元に、お客様の現場へ伺い、今直面されている運用課題に対する解決策をご提案いたします。
現状の課題について改善をご検討される際は、一度お問い合わせください。

⇒過去の改善提案事例の紹介記事はこちら

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