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AWSを更に有効活用するための継続的なコスト削減を実施する

AWS
2024/01/29(初回公開日:2024/01/29)

AWSに移行することで得たコスト削減も、継続的に見直すことで、さらなるコスト削減効果を得ることができます。

クラウド上でワークロードを設計および実行するための主要な概念、設計原則、アーキテクチャのベストプラクティスについて説明されたAWS Well-Architected Frameworkの中の「コスト最適化の柱」の中でも以下のように記載があります。

https://aws.amazon.com/jp/architecture/well-architected/

コスト最適化の柱
コスト最適化の柱は、不要なコストの回避に重点を置いています。主なトピックには、時間の経過による支出の把握と資金配分の管理、適切なリソースの種類と量の選択、および過剰な支出をせずにビジネスのニーズを満たすためのスケーリングが含まれます。

今回のブログではAWS利用者にとってのコスト削減策ついて、以下に代表的な内容を記載していきたいと思います。

AWS利用者にとってのコスト削減策

  1. リザーブドインスタンスの最適化
    EC2インスタンスを長期的に利用する場合、リザーブドインスタンスの購入を検討します。一定期間の利用契約を結ぶことで、オンデマンドよりも割安な料金を得られます。
  2. インスタンスのサイズ最適化
    ワークロードの実際のニーズに合わせて、EC2インスタンスのサイズを適切にスケーリングします。過大なリソースを持つインスタンスの削減や、適切なインスタンスファミリーへの移行を検討します。
  3. Amazon S3ストレージクラスの最適化
    データの使用頻度に応じて、S3オブジェクトのストレージクラスを適切に選択します。頻繁にアクセスされるデータは標準ストレージクラスに、アクセス頻度が低いデータはインフリクションやGlacierに移行することでコスト削減が可能です。
  4. オートスケーリングの有効活用
    ワークロードに合わせて自動的にインスタンス数を増減するオートスケーリングを設定します。ピーク時に余分なリソースを割り当てず、非ピーク時にコストを削減できます。
  5. AWS Lambdaの活用
    リソース使用量に応じて課金されるサーバーレスコンピューティングであるAWS Lambdaを活用します。アイドルタイムが少なく、短い実行時間があるタスクをLambdaに移行することで、コストを削減できます。
  6. Reserved Capacityの利用
    Amazon RDSやAmazon Redshiftなどのサービスでは、Reserved Capacityを利用することで長期的な利用料金の削減が可能です。
  7. タグ付けによるコスト可視化
    リソースに対して適切なタグを付けて、コストの発生源を特定します。事業会社ごとにコストを分析し、無駄なリソース使用を特定して削減策を打ち出します。
  8. CloudFormationやTerraformによるインフラストラクチャ管理
    インフラストラクチャをコード化することで、環境構築や変更が容易になります。また、不要なリソースを素早く削除することで、コストを削減できます。

まとめ

これらのコスト削減策を網羅的に組み合わせることで、エンタープライズ企業が適切なコスト削減を実現できるでしょう。ただし、最適な策は事業状況や利用環境によって異なる場合があるため、具体的な要件とニーズを考慮して選択することが重要です。

おまけ
以下のようなイベントがあるようです。お時間ある方はぜひご参加されてみてはいかがでしょうか。

「第1回 AWSコスト削減 天下一武道会」
https://no1.connpass.com/event/305664/

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