AWSチャレンジ2 Amazon Connect の”問合せフロー”を削除してみました
Amazon Connectの”問合せフロー”の削除に関するアップデートがありましたので、削除をやってみました。これまでは、一度作成すると「削除」できないという制約があり、問い合わせフローが溜まっていくばかりでした。アップデートでAWS CloudShellやAWS CLIを使用して、問い合わせフローの削除が行えるようになりました。
はじめに
ちょっと古い情報ですが、2021年11月22日にAmazon Connectの”問合せフロー”の削除に関するアップデートがありましたので、削除をやってみました。
これまでAmazon Connectの「問い合わせフロー」は、一度作成すると「削除」できないという制約があり、不要になった問い合わせフローが溜まっていくばかりでした。
今回のアップデートでAWS CloudShellやAWS CLIを使用して、問い合わせフローの削除が行えるようになりました。 日々、Amazon Connectを使って開発や運用をしているユーザーにとっては大変嬉しいアップデートです。
以下のとおり、”AmazonConnectドキュメントの履歴”に記載されていますね。
※Amazon Connectのドキュメント履歴の抜粋
「問い合わせフロー」を削除するには
Amazon Connectコンソール上で削除の操作は出来ません。
AWS CloudShellあるいはAWS CLI (またはAPI、SDK) を使って削除します。
AWS CloudShellあるいはAWS CLIのコマンド”aws connect delete-contact-flow”を以下のように実行します。
$ aws connect delete-contact-flow
–instance-id xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
–contact-flow-id yyyyyyyy-yyyy-yyyy-yyyy-yyyyyyyyyyyy
なお、確認等は無く即時に削除されてしまうため、使用には十分に注意しなければいけません。
削除対象フローの「インスタンスID」および「フローID」を指定する必要があります。
Amazon Connectコンソールのフロー編集画面で書き出したインスタンスIDとコンタクトIDを指定します。これで、問合せフローは削除されます。
各IDは、Amazon Connectコンソールのフロー編集画面で確認できます。
実際に「問い合わせフロー」を削除してみる
では、実際に”問合せフロー”の削除を行ってみます。
まずは、問合せフローの”インスタンスID”と”コンタクトID”の確認から、
■インスタンスIDとコンタクトIDの確認
Amazon Connectコンソール画面より削除したい”問合せフロー”のインスタンスIDとコンタクトフローのIDを確認する必要があります。
Amazon Connectコンソール画面で”問合せフロー”を開き、削除したい”問合せフロー”を選択します。今回は、”削除_Test”を削除してみます。
問合せフローの”削除_Test”をクリックすると、問合せフローが開きます。
問合せフローが開いたら、フローのARNを表示します。
右上の
をクリックすると、フローのARNが表示されます。
次に、ARNのすぐ下に記載された、”instance/“の次の文字”xxxxxxxxxxx”(インスタンスID)と
“contact-flow/“の次の文字”yyyyyyyyyy”(コンタクトID)を書き出しておきます。
これで、”問合せフロー”削除の準備はできました。
では、削除してみます。
■実際に”問合せフロー:削除_Test”を削除してみます
まず、AWS CloudShellを起動します。
AWSマネジメントコンソールの右上の赤枠のボタンをクリックします。
AWS CloudShellの起動まで少し時間がかかるので待機します。
AWS CloudShellが起動したら、AWS CLIのコマンド”aws connect delete-contact-flow”を実行します。
削除する問い合わせフロー”削除_Test”のインスタンスIDとコンタクトフローIDを入力し実行します。
コマンドが実行され、コマンドの引数も正常終了で返ってきました。
次に、Amazon Connectでも削除出来ているか確認します。
■削除できたか確認してみます
では、コンタクトフロー”削除_Test”が削除されたか確認してみます。
まずは、Amazon Connectのコンソールを開き、”問い合わせフロー”の一覧を表示します。
一覧を確認すると、”削除_Test”の問い合わせフローはありませんね、削除されています。
上手くいきましたね。
これで、AWS CloudShellでAmazon Connectの問い合わせフローを削除することができました。
大変便利で簡単です。すごく簡単に削除することができました。
最後に
注意が必要ではありますが、AmazonConnectの開発や運用を行っている方々にとっては、簡単に”問合せフロー”を削除できるので、大変うれしいアップデートです。
なお、”問合せフローモジュール”も同様に削除できます。
如何でしたか? ”問合せフロー”が削除できるとは大変うれしいですね。
これで、気兼ねなくテストでどんどんフローを作成出来ます。
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